前回の続き。
Attackers
遭遇した敵をすばやく撃破し、自らはあまり攻撃を受けないよう華麗に立ち回る職業。MMORPGでもっとも人気の高い役割です。接近戦ではRogue,Berserker,Monk,Beastlordが得意とします。遠距離戦ではWizard,Necromancer,Magicianとなります。強列なダメージを叩き込み、爽快感があって楽しいですが、一番Mercenaryに任せてしまって大丈夫な役割でもあります。この辺りの選択が一番の悩みどころかもしれません。MercenaryではRogueとWizardが選択できます。
Rogue
最強クラスの近接攻撃能力に加えて、Sneak&Hideによる高いステルス性を持ちます。ダンジョンの偵察、敵のPull要員としてはMonkと甲乙付けがたく、優秀な専門職です。弱点はBackstabという能力の特殊性で、敵の背後をとらなければ十分な火力を提供できないことです。そのため、Chainmailを装備しているにもかかわらず、彼らは緊急時のSub Tankとしては不適格なのです。2boxで遊ぶ際にもこれは地味に操作量の増加として響き、少々面倒に感じるかもしれません。一方ライバルのMonkは防御力こそ見劣りしますが、どのようなポジションでもしっかりとダメージを与えるため、この点で有利不利が分かれています。EQで唯一武器に毒を塗ることができる職業で、その威力はとても強烈です。Free memberでも作成可能です。
Berserker
Rogueの特性をひっくりかえしてみたような職業です。遊んだことが無いのであまりえらそうなことは書けません。RogueのBackstabとは逆に、敵の正面から攻撃を加えて活躍する職業です。これの利点はいうまでもなくSub Tankをしながらattackerの役割をできることですが、その代償として常にBlockやParry、Riposteの脅威に晒されます。この点から、attackerとしてはRogueに一歩譲ってしまうのかもしれません。ステルス能力はありませんが、Leg Cutという技で鈍足効果をもたらせたりと、柔軟性を持ちます。
Monk
近接系でもっとも軽快な動きをするAttacker。回し蹴りや正拳突きなど、独自の攻撃モーションで楽しめます。攻撃力が高いのは当たり前ですが、Monkはさらに死んだ振りの能力ができます。日本でいうところの修行僧なのに、なぜか彼らはこの能力が得意な職業です。ひょっとして欧米での僧侶達の修行は、このちょっと情けない奥義の練習から全てがはじまるのかもしれません。すばらしいattackerであると同時に最高のPullerでもあります。弱点は、重い荷物を持つと能力が低下してしまうことです。相棒に荷物持ちをやらせましょう。HPはある程度伸びますが、皮装備なので緊急時以外でのTankは厳しいかと思われます。
Beastlord
一風変わったHybrid系Attacker。MonkとShamanの中間に近い職業です。本体の近接攻撃能力自体は低く、Bardとほぼ同程度となっております。主役は彼らが使役するペットで、Beastlordはこれを支援するための様々な魔法を習得します。覚える魔法の系統はShamanにそっくりですが、Hybrid故に威力は下回ります。ENC、SHMがいない場合のSlow要員として働くことができます。Petはなかなかに頑丈で、自身もpet専用の回復魔法をCleric並みの速度で覚えるため、Sub Tankをやらせることも可能です。Monkにあるような、重量物による能力の低下はありません。皮装備に加えてHPの伸びも悪く、本体がやられやすいのが弱点です。死んだ振りはできません。
Wizard
強力な重い一撃を繰り出すことができる、魔法系Attackerの王様です。マナの要領さえ許されるならば、すばらしい攻撃力を提供してくれます。その特性故に操作量もattackerでは比較的少なく、Free memberでも作成可能な点も良いでしょう。それ以外にも範囲SnareやEvacなどの呪文を持ち、他のattackerとは便利さで差をつけます。王道ゆえに弱点もわかりやすく、引っ叩かれるとすぐに地面に転がることになります。魔力が枯渇すると、とたんに村人と化します。
Necromancer
こちらはじわじわとゆっくりダメージを与えることを得意とした職業です。FearやDarknessなどの小技も得意としており、UndeadにはMezを使えるなどの柔軟性も持ちます。使役するPetも強力で、Rogueの特性を持つものも存在します。Solo性能では最高の能力を持ちますが、人数が増えるに従って地味な印象を持たれてしまうのが弱点といえるでしょう。死んだ振りによる生存性、Summon Corpseなどの補助など。トリッキーな職業のため、かなり操作量が必要と思われます。
Magician
Druidとほぼ互角の攻撃呪文に加えて、いくつかバラエティに富む4種類のペットを扱うことができます。戦い方はBeastlordに似ていますが、こちらは本体が遠距離戦を主体としている点で違いがあります。Shamanよりも優れたMalo系の呪文やDruidよりも優れたDamage Shield等、補助も得意としており、Call of Heroは屈指の便利さを持つこの職業専用の魔法です。更にペットやプレイヤーキャラが装備できるアイテムを召還することも得意としており、なにかと痒いところに手が届くナイスなお方でもあります。その特性から魔法使いやペットを持つ職業と相性が良く、それらを組み合わせてみると有効でしょう。
Support
攻撃でも回復でも盾でもなく、支援を主体とした職業郡。EnchanterとBardの2種類のみです。Mercenary(2012年3月現在)では代用できません。このゲームはあまり範囲攻撃を得意とした職業がおらず、また尋常でない数の敵が一度に襲い掛かってくることがままあるため、一時的に無力化させるMez系魔法や、攻撃の速度やその質自体を落とす魔法が重要となっております。ダンジョンやRaidでの攻略ではWarriorやClericに続いて「必須」とされてきた職業だけに、2boxに組み合わせる価値は十分にあると思います。しかしその特性上、敵の数が増えるに従って異常な操作量が負荷としてかかってきます。モタモタしていては本末転倒なため、うかつな手出しも危険なのです。よく考えて選択すると良いでしょう。
Enchanter
EQで一番集団戦に強く、そして単体では一番非力な職業でもあります。彼らの主な仕事は味方キャラクターの強化と、敵の弱体&無力化にあります。味方にはClarity,Haste,Illusion。敵にはMesmarise,Charm,Slow,Tash,Stun。それ以外の能力は皆無に等しく、その運用に当たっては知識と経験が必要となってくるでしょう。あまりにも万能すぎるため、いろんな職業と仕事が被り、そして彼らを廃業に追いやってしまうニクいやつでもあります。この職業を選ぶ場合、基本的にShamanとBeastlord、Bardを相棒に選ぶのはナシになります。
Bard
EnchanterとWarriorのhybrid。しかしながら魔法使い的な部分が強く、近接攻撃力は最低クラス。Plateこそ装備できるものの、魔法使い並みにHPが低いためTankにも不向きです。彼らの扱う多くの歌は範囲効果を持ち、味方の数が多いほど有効です。歌の運用にあたっては、Jugglingという独自の作業が必要なため、近接攻撃能力もあってEnchanterよりも更に忙しい職業でもあります。基本的にEnchanterより支援能力が劣りますが、その歌のほとんどがマナを消費しないため、一長一短といえるでしょう。また、すばやく走ったりできるため、Pullerとしても活躍できます。
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