2013年8月13日火曜日

レビュー:「Call of Duty:Black Ops II」


 本日の投稿は、あまりにも有名すぎるFPSゲーム「Call of Duty:Black Ops II」になります。
国内の対戦型FPSにおいては、正にキングといって差し支えない。高い知名度を誇っています。
 このゲームのライバルとしてよく「Battle Field 3」が挙げられるが、内容的にはまったくの別のゲームです。発売からかなり経過しており、いまさら感もありますが・・・まだ遊んでいないひとは是非本レビューを参考にしてくださいませ。年末に発売される「Call of Duty:Ghost」の予習にもなるしね!

 「Call of Duty:Black Ops II」

ジャンル:FPS
販売・開発元:Activision/Treyarch
リリース日:2012/11/13(海外版)2012/11/22(日本字幕版)2012/12/20(日本吹き替え版)
対応プラットフォーム :PC/PS3/Xbox360/WiiU

推奨動作環境

Windows Vista SP2 or 7
CPU: Core2duo E8800 3.16Ghz or Athlon II X3 415e
RAM: 4GB
Hard Disc Space: 10GB
DirectX: 11
Graphic Card: Nvidia Geforce GTS 450 or AMD Radeon HD 4850x2
※PS3日本語字幕版でのレビューとなります。


STORY
時は2025年。
ネイビーシールズ所属、コードネーム『セクション』ことデヴィッド・メイソンは、養父であるフランク・ウッズが収容されている施設に小隊を率いて慌しく訪れる。国際指名手配されている凶悪なテロリスト、ラウル・メネンデスが、ついさっきウッズの下へやってきたというのだ。しかしメイソンが駆けつけた時点でメネンデスは既に消えうせ、一行はウッズに対し事情聴取を行う。
ウッズは1980年代、宿敵であるリヴ・クラフチェンコによって拘束されていたが、後に脱走し当局に救出され戦線に復帰。再び表沙汰にはできない政府の裏の仕事をメイソン達と共にこなしていた。そのような中、メイソン達アメリカ側と敵対し、当時権力を伸ばしつつあったメネンデスの影が見え隠れする。
やがて明らかになるウッズの衝撃的な過去。メネンデスは何故敵対するのか? アレックスを殺したのは誰なのか? そしてメネンデスは2025年の世界で何を企んでいるのか?
二つの時代が交錯し、全てが明らかになっていく。

 前作「Call of Duty: Black Ops」のストーリーの続き。シリーズ未プレイの私でも楽しく遊ぶことができた。

元々このゲームのストーリーは好評の声が多かったので期待していたのだが、まさに期待の通りの出来。前回の「Metro Last Light」より私は好き。

 このゲームボス役のネメンデスがとてつもなく格好いい。悪役なのだが主人公たちよりも目立っているし、声優さんの演技力の高さもあってなかなかに渋い。お気に入りのキャラである。

 ネタバレしたくないのであまり書かないが、愛ゆえに人は過ちを犯す・・ということなのだろう。主人公とはいったい誰だったのか・・・。とにかくストーリー面ではオススメ度は高く、マルチプレイ目当てでも是非一周はしてもらいたい。

※ところどころ字幕が途切れてしまっているところがある。あまり重要ではない会話のみのようだが、気になる方は吹き替え版を推奨する。

 購入前にプラットフォームの吟味を
PC版:最も美しい描画。ある程度のPCスペックを要求。日本語対応なし。国内プレイヤー少。

PS3版:解像度、画質共にかなりレベルは下がる。日本語対応あり。最も国内プレイヤーが多い。

Xbox版:画質等はPS3版とどっこいどっこい。日本語対応あり。PS3版に次いで国内プレイヤーが多い?中古を含めて、パッケージ代が最も安い傾向にある。

WiiU版:PS3版、Xbox360版と比較して、ある程度美しい描画を保っている。日本語対応あり。国内プレイヤーが壊滅的に少ない。(らしい)

 PC版を買う場合、Steamからは購入しないほうがいい。$99という、とんでもないボッタクリ価格で買わされるからだ。多少手間でも輸入版を直接購入したほうが良い。半分のお金で済むので。

 対戦を重視するならば、PS3版が一番無難な選択。コントローラーでの操作には不安があったが、対戦相手も同じ条件でのプレイになるので、不利になるということはない。

いずれにせよ、何を重視して買うか?がとても重要になるだろう。

ゲームプレイ

☆シングルプレイは手堅い出来

 シングルプレイのボリュームはおよそ10時間程度。十分な量でリプレイ性は高い。(物語の分岐が結構あるため)
現実世界に存在するもの、架空のものを含めて、使える武器は沢山の種類がある。AK47やAN94といった銃が登場するので、個人的にポイントが高い。特にAN94は、独自のギミックがしっかり再現されているので二重にうれしい。

敵味方双方かなりの数で、派手な銃撃戦を行うことが多い。味方はあまり役に立たないが、まったくの無意味というほどでもない。基本的には物陰に隠れながら、ゆっくりと進撃していく。

難易度がハード以上だと、結構ゲームオーバーになる。敵の狙撃手やロケットランチャーなどにやられることが大半で、低難易度のときにある程度敵の位置を覚えていないと厳しい。この点は少々イライラさせられた。

Strike Forceモードは色々と面倒だしあまり面白くない。その分普通のストーリーミッションのボリュームに当ててほしかったところ。このゲームのジャンル的に、こういったシステムは合わないと思う。
 

☆マルチプレイは熱中度は高いが・・

 先に断っておくと、チームデスマッチを数戦程度やった程度の感想なので、あまり参考にはならないかもしれない。

遊ぶ時間帯や運にも左右されるのかもしれないが、 全体的にプレイヤー層のレベルは高くない。
もちろん変態的にうまいプレイヤーもいるにはいるが、総じて初心者が参入しやすい印象
 
 根拠は・・・初めて遊ぶマップで、しかもチームデスマッチとなると、普通はどれほどのFPS経験者でも、最初はボコボコなスコアになってしまうものだ。(何故かって?それは機会があったら、いずれ話そう)
 しかし、私が何戦か戦ったとき、1度もひどい成績には陥らなかった。それどころか、K/D比が1.5を超えることもザラにあった。これは私が上手い!と自惚れるよりは、相手方があまり上手い人がいない、と考えたほうがしっくりくると思ったからだ。

 今回はお試しということで、DLCの追加マップは一切買わずにプレイしてみた。人の数はそこそこといった印象。マッチングには結構待たされることもあったが、DLCをすべて購入した場合はどうなるかはわからない。しかし、本編のみでも十分マルチプレイで遊ぶことはできる。このゲームがものすごく気に入った人は買うと良い結果になるかもしれない。 
ただし、DLCはすべてそろえると結構な金額になるので自己責任で。

 ゾンビーモード?何回かやってみたけど、全然面白さがわからなかった。どうせオンラインで遊ぶなら人間相手のほうが面白いにきまってるじゃないか!(待



グラフィック
 
今回はPS3でのレビューということで、PC版のグラフィックスの良し悪しについて語ることはできない。あくまでもPS3版での感想を述べよう。

 結論を言うと、2012年末に発売されたゲームとしては、技術的に特筆すべき点がなく、エンジンはとても古臭いという印象。

 一方で、家庭用ゲーム機であるにも関わらず、60FPSで対戦できるという点は美点だろう。派手な銃撃戦を繰り広げてもカクカクに処理オチしない。


 よく訓練されたFPSゲーマー・・・それも「Battle Field 3」や「Blacklight:Retribution」といった超美麗対戦FPSを、ハイエンドPCで遊んできたプレイヤーからすれば、解像度の低さとジャギーのヒドさでギブアップする可能性はあるかもしれないが・・・。そこは家庭用ゲーム機、ということで勘弁してあげてほしい。


Pros

☆味のあるボスキャラ。最後まで楽しめるストーリー

☆シングルのボリュームは必要十分。リプレイ性高。

☆扱える武器はかなり豊富。武器によっては細かいギミックも

☆マルチプレイもかなり面白い。PS3版ならそこそこ人がいる。(2013/8~)


Cons

☆シングルプレイのStrike Forceモードは微妙な出来。あまり面白くない。

☆マルチプレイはPS3版以外は人があまりいない。

☆ゾンビーモードはあまり面白くない。(私の主観)

☆2012年末のゲームとしてはお粗末なグラフィックス
 

2013年8月8日木曜日

レビュー:「Metro Last Light」






記念すべき再開後第一回目のゲームレビュー。
前回の記事でレビューをあげていくと宣言したばかりなので、さっそく1つは投下しておかないと・・・と思い至りました。最初を飾るタイトルとしては申し分のないチョイスだと自負しております。

「Metro Last Light」
ジャンル:FPS
販売・開発元:THQ/4A games
リリース日:2013/5/17(英語版) 2013/08/01(日本語版)
対応プラットフォーム:PC/PS3/Xbox360

推奨動作環境
  • Windows: Vista, 7 or 8
  • CPU: 2.6 GHz Quad Core e.g. Intel Core i5
  • RAM: 4GB
  • Hard Disc Space: 7.5 GB
  • Direct X: 11
  • Graphics Card: NVIDIA GTX 580/660 Ti (or AMD equivalent e.g. 7870) or higher
  • For 3D Vision Support:
    • GeForce GTX 580/660 Ti or higher
    • 120Hz Monitor
    • NVIDIA 3D Vision kit for Windows Vista, 7 or 8
※PC英語版でのレビューとなります。


STORY

2033年。モスクワの地下鉄道網に逃れていた人類を救うべく、主人公のアルチョムたちが新種のミュータント“ダークワン”を壊滅させた。それから約1年 後。アルチョムのもとに現れた謎多き人物カーンが、ダークワンの生き残りが存在することを告げる。さらに、ダークワンは人類の敵ではなく、人類が生き延び るための唯一の希望だと言う。アルチョムはカーンとともにレンジャー司令部へ赴き、ダークワンの保護を進言するのだが…。

※このゲームは2010年3月に発売されたゲームソフト、「Metro 2033」の続編にあたる。このシリーズのストーリーを、より深く知りたい方は前作からプレイすることを推奨する。ゲーム内容もほぼ同一。(但しPC、Xbox360版の二種のみ。)また、両作品とも ロシアの作家ドミトリー・グルホフスキーの小説 『Метро 2033』 (メトロ2033、英:Metro 2033)を原作としている。興味のある方は日本語訳版が小学館より発売されているので、読んでみるのもいいだろう。


ゲームプレイ

☆ステルス要素の強いゲーム内容

敵との戦闘は対人間戦、対ミュータント戦の2種類。
このゲームに登場する武器はすべて実弾系で、かなり威力が高い仕様。 プレイヤー、敵ともに少量の被弾でも致命傷になり得る。敵頭部着弾はほとんどの場合即死。(ただし一部のモンスターは例外)

対人間戦では、たとえ低い難易度であっても、正面から銃を撃ち合っての戦闘は難めのバランス。基本的には暗がりや物陰に隠れながらやり過ごす。あるいは後ろから忍び寄ってナイフで殺しておくか気絶させておくか、もっと安全になら消音効果のある銃で暗殺していくのが得策となっている。

うっかり敵に見つかってしまった場合には、遮蔽物に隠れながら強力な銃の一撃を見舞って倒していくというバランス。
ただ、このステルスの部分が少々強すぎる感があり、しゃがんで暗いところにさえいれば、敵がどんなに近づいてきてもバレる心配がない。そして何より、音を立てずに倒す方法がかなり豊富にあり、ひとりずつゆっくり倒していくのはそう難しくない。ステルスゲームに慣れているプレイヤーは簡単なゲームだと感じてしまうかもしれないだろう。

一方のミュータント戦では、基本的にモンスターの知覚力はかなり鋭く、気づかれずにやりすごせる場面は少ない。ショットガン等を筆頭に火力の高い武器で、近寄られる前に倒していくのが基本になる。ヘッドショット判定もあるようだが、一部の大型のモンスターではしぶとく襲い掛かってくるので、旧時代のアクションFPSのようなプレイになる。派手好きなプレイヤーはミュータント戦のほうが楽しいと感じるだろう。
 
※ただしミュータントの造形は結構グロテスク。暗い場所も結構多いのでかなり怖い。苦手な方は注意。

ゲーム全体の印象としては、前作よりも戦闘面がかなり強化されている感がある。ステルスにしろアクションにしろ、濃いゲーム体験を感じることができるだろう。

☆サバイバルゲームとしての側面

ゲーム中で使用される通貨はすべて軍用ライフルの弾という設定である。地下鉄の駅や線路、あるいは核で汚染された地上等、あちこちで武器や弾薬を拾うことができる。
ゲーム内の要所で店を発見することが出来、そこでまた新たに武器を購入したり、オプションパーツを追加することができる。レートは決してよくはないが、ライフルの弾をマグナムの弾に交換するといったことも可能である。



お気に入りの銃を見つけたら、使いやすいようにパーツを追加して、弾も交換して万全にしておく...というのが定石だろう。核戦争後の現実を生き抜くという現実をプレイヤーに味あわせるためのシステムとも言ってよい。

登場するロケーションはどうなのかというと、あまり前作から代わり映えせず、バリエーションもそれほど多くはない。大体15時間程度のプレイでエンディングを迎えるので、飽きる始めるギリギリのところで終了することだろう。(少なくとも私はそうだった。)

グラフィック

2013年時点での3Dゲーム最高クラスのグラフィック、と評されるだけあって圧巻の一言である。その分PC版での要求スペックは相応に高く、同年の2月に発売された「Crysis 3」や3月の「Farcry 3」と同様に最重量級タイトルである。画面の美しさあれこれの説明を文章で読むよりは、スクリーンショットを見たほうが手っ取り早いので、割愛させていただく。
Geforce系グラフィックスカードのユーザーで、注意していただきたいことが1点だけある。それはゲーム内のオプション項目にある「Advanced PhysX」という項目。余程パソコンの性能に自信がない限り、設定をオフにすることをオススメする。この設定の効果は銃で撃ったときの硝煙やタバコの煙等、エフェクト関連を強化するもので、「大変に重い」ことが特徴である。ゲームプレイにおける臨場感は相応に向上するだろうが、60~80程度のフレームレートで安定するはずが、これをオンにしたばかりに20FPS以下に落ち込むというのはたまったものではないだろう。基本的には GTX 690やGTX TITANなどのウルトラハイエンドGPUを搭載するモンスターマシーン専用オプションといって良いだろう。(お金持ち向け設定...)

※最近のNvidia系GPUのドライバーを新しく公式サイトよりダウンロード&インストールすると、Nvidia Experienceなるツールが導入される。このツールが推奨する「ゲームの最適化」の言うとおりにすると、(私の環境では)まるでマシンパワーが足りていないのに、「Advanced PhysX」を勝手にオンにされてしまう。私はしばらく気づかず、「なんでこんな重いんだ!!」と混乱してしまったものである。要注意。

Pros

☆小説を元にしたストーリー重視のゲーム。核戦争後のシビアな世界を生き抜く!
☆ステルス、アクション両方をミックスしたイマドキの一人称シューティングゲーム。
☆前作とくらべて戦闘面が強い。
☆武器の種類はかなり豊富。改造パーツもあるので、結構自由なスタイルで攻略できる。
☆2013年時点での最高クラスのグラフィックス。相応の環境を持ったPCならば、臨場感抜群である。(質の良いヘッドフォンを持っているなら是非併用を)

Cons

☆いきなりこのゲームから始めると、ストーリーでは置いてけぼりを食らう可能性あり。FPSゲームにストーリーを重視するプレイヤーならば前作プレイが推奨される。
☆前作と同じ世界観を共有しているだけに、ロケーションはあまり代わり映えしていない。あわせて通しでプレイすると途中で飽きてしまう可能性あり。
☆ステルスがちょっと強すぎる。ステルスゲームに慣れたプレイヤーには簡単に感じるかも。
☆PC版の場合、結構なマシンスペックを要求される。特にAdvanced PhysXは激重。
☆ミュータントが結構グロくて怖い。怖いの無理なひとは非推奨。

2013年8月6日火曜日

生きてます。


まずは突然の失踪、心よりお詫び申し上げます。

最後の掲載からというもの、現実世界で色々とありましてEQから離れて生活をしておりました。
 現在もEQはプレイしておらず、モチベーションの関係もあり今後の再開の見込みはありません。
楽しみにされていた方(いるのかどうか)には大変申し訳ありませんが、EQの連載は終了となります。

誠に申し訳ありませんでした。



さて、今後のBlogの方針についてですが・・・

私が実際にプレイしたゲームの感想と考察といいますか、レビューをやりたいなと考えております。
理由としては、やはり特にPCゲームにおいて、内容に対してあまり突っ込んだレビューを掲載しているサイトがないなと感じていたからです。大手通販サイトの商品レビューをみればよいという方もいらっしゃいますが、アレはアレで私にも思うところがあるので・・

扱うゲームは、基本的にほとんどすべて。PCゲーム、家庭用ゲーム機、携帯型家庭用ゲーム機。ジャンルもFPSを筆頭にACT、SLG、RPG、ADV、エロゲ、オンラインゲームなど様々です。(テーブルゲームやレースゲーム、スポーツゲーム等はあまり遊ばない性質なので、レビューするかどうかはかなり怪しいですが・・・)

あと、ひとつのゲームに長く関わっていく(たとえば前回のEQのようなオンラインゲーム)のであれば、それの日記も平行してやっていきたいなと思います。 

 いままで以上にカオスで、そしてマニアックな内容になっていくかと思いますが、生暖かい視線で結構ですので、お付き合いいただけたら幸いです。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。